よく、
「うちの子はどんなスポーツをさせたらいいですか?」
「中学校では部活は何をさせるといいと思いますか?」
と聞かれることがあります。
そんな時、私の答えはいつも決まっています。
それは、「その子がやりたいこと」です。
「好きこそものの上手なれ」
といいますが、
脳科学的に見ても、やりたいことをすれば、
それが運動でも音楽でも芸術でも語学でも、能力は飛躍的に伸びていきます!
この記事では、その理由を説明します。
体育・スポーツ家庭教師ファースト
能動的に行う運動は身体と心に好影響

楽しく運動することは、
身体だけでなく、脳や心の発達にも良い影響を与えるといわれています。
ここでいう「楽しい運動」とは、
自ら能動的に取り組んでいる運動と捉えてください。
人間は、
「自分でやっている運動」と
「やらされている運動」では、
脳の働き方がまったく違うことが分かっています。
自発的に遊んでいることと、
遊んでもらっていることはまったく意味が違いますし、
自分から触ろうとすることと、触らされることも全く異なります。
これは勉強も同じですよね!
自分で「勉強しよう」と思っていた時に、
親から「早く勉強しなさい!」
と言われて、急にやる気がなくなった経験、ありませんか?(笑)
主体性がワクワク感を生む
子どもは自分で何でもやりたがる

子どもが成長して歩き始めると、
ハイハイの時には床についていた手が、自由に使えるようになります。
物を持ったり、動かしたり、投げたり。
この時期の子どもは、とても主体的です!
何でも自分でやりたがりますよね。
それは、能動的に動いてさまざまな感覚刺激を得たいという本能的な欲求が
備わっているからだといわれています。
やらされる受動的な運動は、面白くないのです。
小学生の頃の思い出

自分の小学生時代を思い出すと、自由に遊べる時間があふれている夏休みが大好きでした。
ワクワクしながら、
「今日は何をして過ごそうか」
と考えていたのを思い出します。
平日の午前中から友達と野球をしたり、
学校のプールに行ったりするだけでも、特別な時間を過ごしている感覚があって、
心を躍らせながら毎日遊び回っていました。
もちろん、夏休み最終日には泣きながら宿題に取り組みましたが……(笑)
そんなふうに、やりたいことを主体的に行っている時には、心がワクワクします。
それは、同時に脳が活性化している状態だと考えられるのです。
やりたいことをすれば伸びる

「うちの子はどんなスポーツをやったらいいですか?」
「中学校に行ったら部活は何をしたらいいと思いますか?」
と聞かれた時に、
「その子がやりたいこと。」と答えている理由の背景には、こうした意味があります。
やりたいことをすれば、
それが運動でも音楽でも芸術でも語学でも、能力は飛躍的に伸びていきます。
「好きこそものの上手なれ」
とは、本当によく言ったものですね!
まとめ

本来、子どもは主体的に行動する存在です。
それは、脳を発達させるための本能ともいえるでしょう。
そう考えると、
「子どもにどんなスポーツをさせればいいか?」
の答えは、やはり**「その子がやりたいこと」**となるのです!
そしてそれは、スポーツにとどまらず、
これから子どもが成長していくすべての過程においても言えることです。
そんな視点を持っていると、
お子さんとの関わり方に、より深みが増すと思いますよ!
