子どもにやる気がなくて困っている…。
でも、どうしたら子どもがやる気を出すのか分からない…💦
そんな悩みを抱えている親御さんは多いのではないでしょうか。
実はこの「やる気」、科学的にどうすれば引き出せるのかが分かってきているのです!
この記事では 子どもにやる気を起こさせる4つのスイッチ を紹介します。
【参考:池谷裕二(2008)のうだま】
①身体を動かす

スポーツをしているときに「何かコツをつかんだ!」という瞬間を経験したことはありませんか?
筋肉が一晩でつくことはありませんが、脳神経系を通じた情報の伝達は一瞬で起こります。
その時、脳には刺激が走り、身体の使い方がガラッと変わるのです。
「わかった!」「できた!」という感覚は、運動でも勉強でも子どもにたくさん経験してほしい瞬間です。
やる気を生み出すカギは、脳の深部にある 淡蒼球(たんそうきゅう)🧠
ここが活性化すると意欲が高まることが分かっています。
もし「子どもが勉強しない!」と悩んだら、一緒に外で思いきり身体を動かしてみましょう🏃♂️
場所を移動して違う風景を見ることで淡蒼球が動き出します。
②いつもと違うことをする

同じことを繰り返すと、脳の反応は鈍くなります。
子どもにやる気が見られない時は、脳が「飽きている」のかもしれません。
そんな時は、ちょっとした変化を取り入れてみましょう✨
- ファミレスで勉強してみる
- 普段と違う道を散歩する
- 新しいスポーツに挑戦する
脳は「新しさ」に反応して意欲を生み出します🧠
これは大人も同じ。童心を忘れずに、小さな変化を楽しみましょう😊
③ごほうびを与える

ごほうびは「物」だけではありません。
- 「すごいね!」「頑張ってるね!」という言葉
- 大好きな人に会えること
- 認めてもらえること
これらはすべて目に見えないごほうびです。
そして究極のごほうびは 自分で決めた目標を達成した時の達成感🙌
親や指導者は、その達成感を味わえる方向へと上手に導いてあげましょう。
④なりきる

好きな選手の真似をしてみる⚽️
お気に入りの歌手になりきって歌ってみる🎤
実は脳は「思い込み」にだまされやすい性質を持っています。
薬のプラセボ効果もその一例です。
なりきることで脳をうまく騙し、やる気スイッチを押すことができるのです。
- ユニフォームを着て選手になりきる
- お気に入りの服で演奏する
そうした工夫で、意欲を生み出す淡蒼球はさらに活性化します。
親が意識したいこと

子どもが「どうやったら身体がうまく動くのだろう」と
探っている時、脳は活発に働き新しい回路が形成されています。
「よかれと思って」
親が教えすぎると、そのチャンスを奪ってしまうことも…。
「考えてるから、ちょっと待って!」
「あと少しでできそうだから、もう一回!」
そう言う時こそ、脳が発達しているゴールデンタイムです。
結果や完成度を求めず、あたたかく待ってあげましょう!
まとめ
世の中の情報がとても速く伝わる現在、結果や正解にも早さを求めがちです。
でも、子どもが能動的に取り組み、
自分なりの組み合わせ方を発見しようとしている時は、
今回紹介した4つのスイッチを思い出して少し待ってあげましょう😊
- 子どもにやる気を出させる4つのスイッチ
①身体を動かす
②いつもと違うことをする
③ごほうびを与える
④なりきる - 能動的に取り組むことが大切
- 「待つこと」で脳の回路が育つ
