子どもの発達にはリアル体験が必要な理由とは

運動
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ここ数年、「AI(人工知能)の進化がすごい!」という話題を耳にする機会が増えました。
簡単な指示を出すだけで、一瞬で文章を書いたり、絵を描いたり、音楽まで作れてしまう──
まさに驚異的な時代です💻

ネット上でほとんどのことが完結し、学びも手軽に得られるようになりました。
しかし、子どもたちがずっとネットの世界だけで過ごすことには、どこか違和感を覚えませんか?

実は今の時代だからこそ、子どもの脳と身体の健全な発達にはリアルな運動刺激が欠かせないのです🧠
この記事では、その理由を深掘りしていきます。


「身体性」というキーワード

東京大学で開催された「Beyond AI 研究推進機構 国際シンポジウム」に参加したときのこと。
世界的に著名な研究者たちが「これからの時代にAIをどう活用していくか」
について語っていましたが、
その中で多くの方が共通して口にしたのが**「身体性」**という言葉でした。

身体性とは、簡単に言えば「身体全体が脳である」という考え方。
よく「運動は大事」「身体を動かして遊ぼう」と言いますが、
実際には身体を動かすことは脳を動かして発達させることに直結しているのです。

つまり、スポーツや芸術、勉強、さらにはAI活用など──
あらゆる学びや創造は、すべて身体から始まると言えるのです。


オンラインの恩恵と限界

近年、オンラインでの指導や研修の機会も急増しました💻
先日も指導者向けオンライン講座を開催したところ、北海道から鹿児島まで全国各地から参加者が集まりました。
距離を越えて学び合えるこの仕組みは、まさにオンラインならではの大きな利点です。

しかし思い返すと、2020年前後の自粛期間中、
多くの人が「コロナが落ち着いたら会おうね」
とメッセージを送り合っていました🗣️

この言葉からも、人と直接会い、表情や空気感を共有することの重要性が伝わってきます。
実際、当時流行したオンライン飲み会も、すぐに飽きられたのが象徴的です。

人間は本来、群れ、交流しながら学び、文化を発展させてきた存在。
リアルな接触や共同体験は、オンラインでは代替できない価値を持っています。


子どもにとっての「遊び」の意味

子どもにとって、仲間と一緒に身体を動かす遊びやスポーツは最高の学びの場です。
日本語の「遊び」には、機械の部品における「ハンドルのあそび」のように、
余裕やゆとりという意味もあります。

子どもが自由な発想で、自分なりの動きを探れる“あそび”の時間こそが、
創造性や適応力を育む土台になります。
私たち大人には、その“あそび”を許容し見守る姿勢が求められています。
もちろん、自分たちもあそび心を持って😊


「今、ここ」を共有する価値

人と時間・空間を共有し、笑い合える瞬間は何物にも代えがたい宝物です。
特に子どもたちとのリアルな関わりは、一日一日を豊かにしてくれます。

だからこそ、リアル体験の価値を忘れず、「今、ここ」を大切にすることが、
これからの時代にますます重要になるでしょう。


まとめ

  • 子どもは身体を通して学び、発達する
  • 身体を動かすことは脳を動かすこと
  • オンラインは便利だが、リアル体験には代えられない価値がある
  • 子ども時代には、自由な“あそび”が必要

オンラインが発達した今だからこそ、リアルな体験を意識的に取り入れましょう😊

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