「もし明日、あなたが死ぬとしたら──今の子育てに後悔はありますか?」
突然こんな問いを投げかけられたら、どう答えるでしょう。
ひすいこたろうさんの名著『あした死ぬかもよ?』は、そんな衝撃的な質問から始まります。
「人生最後の日に笑って死ねる27の質問」という副題が示すように、死を意識することで”今”をどう生きるかを問い直す一冊です。
累計39万部超えのベストセラーで、手に取った方も多いかもしれません。

私がこの本を読んで最初に思ったのは、子育てのことでした。
「いつか子どもをもっとしっかり抱きしめよう」「今週末こそ一緒に公園へ行こう」──。
そんな”いつか”を積み重ねながら、気づけば子どもはどんどん成長していく。
親として、そんな経験はありませんか?
忙しい日々の中で、つい後回しにしてしまうこと。面倒に感じてしまうこと。
でも明日がないとしたら……その”いつか”は永遠に来ない。
この本はそのことを、静かに、でも力強く教えてくれます。
「死」を意識すると、人は今この瞬間を本気で生きられる──この本のメッセージは、実は子育てに深く響きます。
子どもとの時間は、驚くほど早く過ぎていきます。
0歳から5歳の5年間は、その後の成長の土台となる、脳と身体がもっとも急速に発達する時期。
ところが親はつい「まだ小さいから」「もう少し大きくなってから」と考えてしまいます。
でも考えてみてください。今日、子どもと思いきり笑いましたか?今日、ハグしましたか?今日、子どもの話をちゃんと目を見て聞きましたか?

ひすいこたろうさんは本書の中で「後悔は未来から来る」と表現しています。
つまり、後悔するのは将来の自分。
だからこそ今の自分が選択を変えることで、未来の後悔を減らせる、ということです✨
子育てにおける「後悔」は、たいてい「やらなかったこと」への後悔です。
怒りすぎたこと、ではなく──一緒に遊ばなかったこと、褒めなかったこと、抱きしめなかったこと。
行動しなかった後悔は、行動した後悔よりずっと重く、長く残ります。
この本はそのことを、27の問いを通じて私たちに思い知らせてくれます。
私自身も、この本を読んで強く背中を押された経験があります。
私も旅行の帰りの電車で長男がもたれかかってきた時に、自分も疲れていたこともあり、
優しく肩をかしてやることができなかったことを、今でも思い出して後悔する時があります。
その夜、偶然手にしたのが『あした死ぬかもよ?』でした。「もし今日が最後の日だったとしたら、あなたは何を後悔しますか?」という問いに、胸が痛くなりました。

「あの時、肩に寄りかからせてやればよかった」──。
ただそれだけのことかもしれません。
でもその積み重ねが、子どもとの記憶になる。
子どもはちゃんと覚えています。
「パパはいつも見てくれなかった」「ママはいつもスマホを持っていた」──。
些細なことですが、その選択が「後悔しない子育て」への第一歩だと、この本が教えてくれたのです。
『あした死ぬかもよ?』から学ぶ、後悔しない子育てのための3つのポイントをお伝えします。
✅ ① 「いつか」を「今日」に変える
「今度の休みに」「落ち着いたら」──この言葉が出たら要注意。
今日できることを一つだけ、今日やってみましょう。
一緒に料理する、外でキャッチボールをする、絵本を一冊読む。
小さくていい。「今日」積み重ねることが大切です。
✅ ② 「存在を全力で受け取る」習慣をつくる
子どもが「見て!」「聞いて!」と言ったとき、手を止めて全力で向き合う。
これは子どもの自己肯定感を育てると同時に、あなた自身の後悔も減らします。
スマートフォンを伏せる。それだけで十分です。
✅ ③ 「死を意識する問い」を週に一度立てる
「もし明日死ぬとしたら、今週の子育てに後悔はないか?」と週末に自分に問いかけてみてください。
後悔がないように今週の行動を変える、という小さな習慣が、確実に親としての在り方を磨いてくれます。
──
子育ての日々は、長いようで実はあっという間です。
今この瞬間の「選択」の積み重ねが、将来の自分が「あの頃は最高だったな」と笑って振り返れる日々になります。✨
ひすいこたろうさんの言葉を借りれば、「後悔のない人生とは、死ぬ瞬間に笑える人生」。
そのために、今日一つだけ行動を変えてみませんか?
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