新学期が始まって、もうすぐ1か月が経ちますね。😊
お子さんは元気に学校や習い事に通えていますか?
「最近なんだか元気がないな」「すぐにやめたいと言い出す…」──そんな心配をしている親御さんも少なくないかもしれません。
4月というのは、大人でも気力を消耗する時期です。子どもにとってはなおさら。
新しい環境、新しい先生、新しいクラスメート。
見えないところでたくさんのエネルギーを使っています。
そのとき、親や指導者からかけてもらう「言葉」が、子どもの心にどれほど大きな影響を与えるか──私は運動指導の現場で、25年以上にわたってその場面を見続けてきました。
今日は、私が実際に使ってきた「自己肯定感を育む言葉かけ」のコツをお伝えします。
新学期のこの時期にこそ、ぜひ意識してみてください。✨

なぜ「良かれと思った言葉」が逆効果になるのか
「また負けた」「できなかった」「もう練習に行きたくない」
そんな言葉を子どもから聞いたとき、あなたはどう声をかけますか?
よかれと思って「頑張れ!」「もっとやれば上手になるから!」と励ます。
でも、子どもの顔はさらに曇る──そんな経験をしたことはありませんか?💦
実は、親や指導者が「良かれと思ってかける言葉」が、逆に子どもの自己肯定感を下げてしまうことがあるんです。
- 頑張ることを求める言葉は、「今の私じゃダメなんだ」というメッセージとして受け取られることがあります。
- 結果に注目しすぎる言葉は、「失敗したら価値がなくなるかも」という不安を生みます。
- 比べる言葉は、「自分は劣っている」という固定観念を強めてしまいます。
言葉の持つ力は、思っているよりずっと大きい。だからこそ、少しだけ意識してほしいのです。
私自身も、言葉で失敗してきた
私自身も、3人の子どもを育てる父として、何度も言葉で失敗してきました。💦
家庭内で、
「何やってるの?」
「なんでできなかったの?」
そんな言葉を言い放ってしまうことも多々ありました。
その瞬間、子どもたちは決まって悲しそうな顔をします。時には目に涙を浮かべて。
そんな時は──あ、やってしまった、、、。
彼らは精一杯やっていた。結果じゃなくて、「頑張ったね」を聞きたかったはずなのに。
そんな日の子どもたちの顔は、今でも忘れられません。
指導の現場でも同じです。「なんでできないの」「もっと集中して」──こういう言葉が飛び交う現場では、子どもたちの表情がどんどん固くなっていきます。
ミスを怖がって、挑戦しなくなる。
そして最終的には、「運動が嫌い」という子どもが増えてしまいます。
子どもが「もう一度やってみよう」と思えるかどうかは、結果よりもその後にかかる言葉で決まることが多いです。

自己肯定感とは「できる自分が好き」ではない
自己肯定感という言葉は、ここ数年でよく耳にするようになりました。
でも、少し誤解されていることがあります。
自己肯定感とは、「できる自分が好き」ということではありません。
「できなくても、自分には価値がある」と感じられることです。
私が運動指導の現場で大切にしているのは、「できた・できなかった」という評価軸ではなく、
「その子がどんな気持ちで取り組んでいるか」を観ることです。
たとえば、鉄棒に何度も挑戦している子がいるとします。なかなかできない。
でも諦めずに挑戦し続けている。
そのとき私は「できたね!」よりも先に、「ナイスチャレンジ!」と声をかけます。
プロセスを認める言葉──これが、自己肯定感の土台を育てるのです。
そのためには、子どもが「ありのままの自分を受け入れてもらえる」経験が必要です。
新学期というのは、その経験を積む絶好のタイミングでもあります。
今日からできる!自己肯定感を育む言葉かけ3つのポイント
それでは具体的に、どんな言葉かけをすればいいのでしょう。
私が現場で実践してきた、すぐに使えるポイントを3つ紹介します。
✅ ポイント①「できたこと」より「やったこと」に注目する
「100点取れてすごい!」ではなく、「毎日勉強してたもんね」──結果ではなくプロセスへの声かけが、子どもに「努力に意味がある」と感じさせます。
✨ 簡単なひと言で変わります。
- 「今日も頑張ってたね」
- 「ずっと練習してたもんね」
- 「最後まであきらめなかったね」
結果がどうであれ、子どもが「取り組んだこと自体」を認めてもらえると、次への意欲が生まれます。
失敗したとしても、「挑戦した」という事実は変わりません。
その部分を丁寧に拾い上げてあげてください。
✅ ポイント②子どもが話すとき、まず「聴く」だけにする
子どもが「今日失敗した…」と言ってきたとき、すぐにアドバイスをしていませんか?
最初の30秒は、ただうなずいて「そっかぁ」「それは悔しかったね」と受け止めるだけでいいんです。
言葉を返すより先に、気持ちを受け取ること。
それが子どもに「この人に話していい」という安心感を与えます。
安心感こそが、自己肯定感の根っこです。
「どう話すか」より「どう聴くか」。
特に新学期の時期は、子どもが何か話してきたら、まず受け止めることを意識してみてください。
言葉かけについては、以前こちらの記事でも詳しく書きました。
あわせて読んでいただけると嬉しいです😊
👉 あわせて読みたい:子どもの自己肯定感を育てる「存在を認める言葉かけ」3つ
✅ ポイント③他の子と比べず、「過去の自分」と比べる
「〇〇ちゃんはできるのに」──これは禁句です。子どもの心をじわじわと傷つけます。
代わりに使ってほしいのが、「先月より上手になったね」「この前より速くなってる」という過去の自分と比べる言葉です。
子どもは「自分は成長している」という実感を持てるとき、自己肯定感が一番育ちます。
他者との比較ではなく、自分の成長を喜べる子どもは、壁にぶつかったときの立ち直りも早いです。
新学期はまだまだ始まったばかり。
「去年よりもできることが増えた」という視点を持てるよう、親御さん自身が成長の記録を意識してみるのもおすすめです。😊

運動指導の現場でも、言葉かけが変わると子どもが変わる
私がこれまで10万人以上の子どもたちを指導してきた中で、最も強く実感していることがあります。
それは、技術を教えるより、言葉を変えるほうが、子どもは速く上達するということです。
「できなかった理由を説明する」より、「次はこうしてみようか」と前向きな視点で話す。
「なんで失敗したの?」ではなく、「どうしたらうまくいくと思う?」と子ども自身に考えさせる。
こういった言葉のアプローチを変えるだけで、同じ子どもが、同じ練習をしても、驚くほど表情が明るくなっていきます。
言葉は技術ではありません。でも、間違いなくスキルです。
意識すれば、誰でも磨いていけるスキルです!
まとめ──今日から「言葉」を変えてみませんか?
新学期のこの時期、子どもの心は特に敏感です。✨
「正しいことを言う」より、「安心させてあげる」ことが、子どもの力を引き出すと私は信じています。
今日お伝えしたポイントをまとめます。
- ✅ 「できたこと」より「やったこと(プロセス)」を認める言葉をかける
- ✅ 子どもが話してきたら、まず「聴く」だけにして気持ちを受け止める
- ✅ 他の子と比べず、「過去の自分」との成長を見つけて伝える
言葉を変えるのは、難しいことではありません。
ほんの少しの意識で、子どもの顔が変わる──その瞬間を、ぜひ一度体験してみてください。
子どもに自信をつけさせる言葉については、こちらの記事も参考になります😊
👉 あわせて読みたい:子どもに自信をつけさせる魔法の言葉|挑戦を応援する秘訣
あなたのお子さんの笑顔を、応援しています。😊
──しゅんたろう
